写凡珠

ニコン Z 7II で京都を中心とした関西の風景を撮っています。しゃぼんだま、と読みます。

ニコン Z6 と Z50 は撮りやすいカメラ

Z6 と Z50 を使い始めて約9か月が経ち、道具として馴染んできました。おおよそどういうカメラか分かってきたので、自分の考えの整理とカメラシステム探しをしている人への情報共有を兼ねてレビューっぽいものを書いてみたいと思います。

この記事では Z6 と Z50 について二台共通の撮りやすさや二台の同時使用のしやすさについて説明します。Z6 単体、Z50 単体、組み合わせて使っているニッコールZレンズなどについてはまた別の記事を設けてそこで説明します。

Z6 と Z50 について共通の撮りやすさはおそらくは他のZシリーズの Z7, Z5, Z6II, Z7II にもあてはまるところがあると思います。

Z6 と Z50 の共通の撮りやすさ

深いグリップを中心としたエルゴノミクス重視の操作体系とデザイン

Z6 も Z50 もグリップが深くて、手になじむ形状になっています。さらに各ボタンが右手の指に対応するように綺麗に配置されておりとても使いやすいです。

  • 人差し指は、シャッターボタン、電源スイッチと、周辺のダイヤル、ボタンに引っかかるように。
  • 背面の各種ボタン、ダイアル、スティックに親指がちょうど届く配置。ボタン毎に形状やフチの高さが変えられているので、見なくても押し分けが出来ます。
  • 中指はグリップ中腹のくぼみに収まるように。
  • 薬指、小指はグリップ下部を押さえたり、Fn1, Fn2 ボタンを押したり。

Z50 の操作は右手で完結するのにたいして Z6 では左側にもボタンとダイヤルが配置されていたり、Z50 の一部ボタンがタッチパネルに置かれていたりと、二機種の操作体系には若干の違いがあるので注意が必要です。とはいえ主要部分は共通で私にとっては同じ撮影で二台併用しても混乱しないぐらいの違いですね。

Zシリーズはどれも見た目が一緒という批判もありますが、機能性重視で作られた結果として似通ってきたのではないかと思います。個人的には機能美を感じるデザインです。

(他社製品ですがデザインにこだわってつくられたというカメラを選んだものの、結局外付けグリップやサムレストを付けないと使いにくい、という経験を何度かしているので、機能性重視のデザインを好むようになったかもしれません。)

見えやすい電子ビューファインダー(EVF)

良く言われることですが Z のファインダーは見えやすいですね。他社製品とそこまで詳しく比較したことはないので、厳密には私の場合は Z のファインダーで見えにくいと思ったことがない、ということになります。

ゆがみ、ぎらつき、コマ落ちによるひっかかり、いずれも感じたことがないですね。画像処理エンジンが見た目に忠実な仕上げであることもファインダーの見えやすさに貢献しているかもしれません。

Z6 の EVF の解像度は約369万ドットで、Z50 は約236万ドットです。Z6 と Z50 を比較すると Z50 の EVF は一回り解像度が低いのでご注意ください。使い始めは違いが少し気になりましたが、今は慣れてしまいました。

見た目に忠実で編集も楽しめる写真の絵作り

撮りやすさに含めてよいものか難しいところですが、画像処理エンジンが出す写真の絵作りも撮りやすさに貢献していると個人的には思っています。

どのメーカーも画像処理エンジンが出す写真の絵作りにはこだわっていると思いますが、ニコンの場合は、基本的には見た目に忠実な仕上げで、クリエイティブピクチャーコントロールを使えば編集も楽しめる、という構成になっています。

ホワイトバランスについても安定していて、状況に合わせて様々な種類のオートの設定を選べるようになっていますね。

このあたりの詳細については過去に記事にしたことがあります。

photordinary.hatenablog.com

見た目に忠実だと、シャッターを切った後に、首をかしげるようなこともほとんどなく、魅力的な被写体や光を探して撮影を繰り返して写真を撮りためて行けます。RAW現像をしても各パラメータ変更が素直に反映されていくように思います。忠実さ、素直さが撮りやすさに直結しています。

いい光が得られない場合に写真も地味で面白くないものになってしまうような側面もありますが、そこはクリエイティブピクチャーコントロールを使った編集でカバーできると思います。

カメラの画像処理エンジンについては各社いろいろな設計思想を持っていると思いますが、私の場合はニコンZの考え方が合っていますね。

高性能のZマウントのニッコールZレンズ群

Zマウントはフルサイズ向けのマウントとしては内径55mmで最大口径、フランジバックは16mmで最短となっています。これはレンズを通じてより多くの光をセンサーに取り込むための設計とのことです。

このマウントを活かしたレンズ群についても、歴史ある光学メーカーであるニコンが、長年の経験に基づいて設計しているだけあり、評価がとても高く、Zレンズに外れ無しとよく言われます。

絞り開放で四隅でも高い解像力、滑らかなボケ、逆光耐性といった写りを決める基礎性能の高さに加え、機能面でも防塵防滴やフォーカスブリージング対策が漏れなく行き届いていますね。レンズ側に苦手な条件があまりないことが撮りやすさに貢献していると思います。

photordinary.hatenablog.com

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私が使っているニッコールZレンズがどういう特徴を持っているのかは別の記事で紹介したいと思います。

露出設定がしやすい

Z の露出設定はかなりしやすいです。まずマルチパターン測光が賢くて自動露出があまりバタつかないのがいいですね。これはファインダーの見えやすさにも貢献しているかもしれません。

露出を決めるための操作性でいうと、絞り優先オート、感度自動制御、低速限界、簡易露出補正を組み合わせて設定するととても使いやすいです。このあたりについては後に記事を書こうと思います。

防塵防滴への配慮

公式ホームページで防塵防滴に関する記述を確認すると Z6 は「接合部には効果的なシーリングを施し、悪天候でも安心して撮影できる高い防塵・防滴性能を確保」、Z50 は「一部にシーリングを施し、防塵・防滴に配慮した設計」となっています。また上でも紹介したようにニッコールZレンズは基本的にどれも防塵防滴への配慮がされています。私の場合、長時間ではないですが、雨雪の中撮影することはたまにありますので助かります。

静止画撮影と動画撮影などの設定の一発切り替え

静止画撮影モードと動画撮影モードをレバー一つで切り替えられて、しかも各種設定値が各モードのそれぞれで記録されているのが大変便利です。

特に珍しい機能ではないですがモードダイヤルの U1, U2 (Z6 は U3 も) に各種設定値を記録して、一発で切り替えられるのも便利ですね。

十分な AF 性能

Z6 も Z50 も自分の用途の範囲(家族写真撮影、スナップ撮影)では十分なオートフォーカス性能があります。自分の撮影の範囲では暗所で迷うことはないですし、人物に対しては AF-C で瞳AFも使用可能です。精度面でも不満は無いです。個人の歴代の使用機材の中では最高の使用感でこれ以上を求める気持ちもないです。

特筆することでもないかもしれないですが、たまに他製品と比較してオートフォーカスが弱いという話になることがありますので、要求がハードでなければ十分OKですよ、という例として記しておこうと思います。

Z6 と Z50 は同時使用しやすい

Z6 と Z50 は単体だけでなくて同時併用でも使用しやすいですね。

別の記事でカメラは大小併用が良い、ということを書きましたが、Z6 は Z50 はそれを実現してくれるコンビです。

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Z50 側には望遠ズームレンズである  NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR を付けて、Z6 側には標準ズームレンズである NIKKOR Z 24-70mm f/4 S か単焦点の NIKKOR Z 35mm f/1.8 S を付けるという組み合わせが鉄板です。広範囲の画角をカバーできます。このとき二台のサイズ感がだいたい同じになるのでカメラバッグへの収まりもよいです。下は camerasize.com を使ったサイズ比較です。

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操作体系が完全ではないもののかなり近いので切り替えて使うのも難しくないです。絵作りがかなり近いのも助かります。

同時使用の注意点

ただし、同時使用する場合にはいくつか注意すべきこともあります。まず、上で書いたように Z6 と Z50 は若干操作方法が違います。気になる方は気になるかもしれません。

また、バッテリーや記録メディア、USB 接続端子、リモートレリーズ機材に違いがあることについても注意が必要です。私の場合は一回の撮影行がそれほど長くないのでバッテリーや記録メディアを使いきることはほとんどないのですが、長期の撮影行で予備のバッテリーや記録メディアが必要になった時に、その種類が Z6 と Z50 で分かれているのは煩わしいかもしれません。

これらの設計上の違いは Z6 をクラスに応じた高性能にし、Z50 を可能な限り小さくするために発生しているもので仕方ないのかなと思っています。

 

以上 Z6 と Z50 の共通の撮りやすさと同時使用のしやすさについて書きました。何か参考になるところがあれば幸いです。

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Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6 ボディ

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  • 発売日: 2018/11/23
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

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