写凡珠

ニコン Z f で京都を中心とした関西の風景を撮っています。しゃぼんだま、と読みます。

無題 #84

自分が撮影するときに、カメラを片手で持ってハンドガンみたいに振り回せる、必ずしも両手で握らなくていい、っていうのがかなり重要で、ここで撮影体験の心地よさ、撮影のテンポが決まってくるというのが分かってきました。しかも、この条件はサイズよりも優先するみたいです。

自分が避けがちな機材の傾向は大体これで説明できますね。「マニュアルフォーカスレンズ」「望遠レンズ」「グリップの浅いボディ」「ダイヤルで設定値を直値で指定するボディ」「縦グリップ一体型ボディ」どれも両手で機材を握ることが必須です。

なるべく多くの可能性に対してオープンでありたいとは思うものの、撮影行為って結構フィジカルなものなので合わないものは仕方ないですね。

あくまで自分にとってはという話であってこれらの機材やこれらの機材を好む方々を否定するものではないです。当然ご理解いただいているかと思いますが、念のため。

すると、オールドレンズ的な写りをしつつも AF が効いて片手で振り回せる重さの AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G っていうのは稀有でありがたい存在なんだなあ、と思います。NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S も片手で振り回せる大三元標準ズームで良かったです(ズーム操作の時は両手が必要ですが)。

ニッコール Z の S-Line 単焦点レンズについても f/1.2 シリーズには憧れもあり、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S については作例を観ていてはっとすることもありますが、以上の事を考えると、自分に向いているのは f/1.8 シリーズということなんでしょうね。