ニッコールZの F2.8 通しの標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S をお迎えしました。そしてなんと５本のレンズとお別れしました。今回の機材入れ替えをまとめると下の通り。最終的に手元に残ったレンズは３本のみ。
際限なくレンズ沼にハマることへの抑止力になること（なってる？）、そしてこうした話に興味のある方への情報共有になることを目的としていつものように記録を残したいと思います。
- NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S (お迎え)
- Z 7II (キープ)
- NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR (キープ)
- NIKKOR Z 40mm f/2 (キープ)
- NIKKOR Z 35mm f/1.8 S (お別れ)
- NIKKOR Z 50mm f/1.8 S (お別れ)
- NIKKOR Z 85mm f/1.8 S (お別れ)
- NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (お別れ)
- NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 (お別れ)
(追記: その後５カ月経ってこのレンズに関するレビューを書いています。)
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR を４か月ほど、NIKKOR Z 40mm f/2 を一か月半ほど使ってみて、家族の写真撮影についてはこの二本があれば十分でそれ以外は要らない、という結論に至りました。この二本は S-Line ではないので写りの精細さではちょっと見劣りするのですが、低周波成分のコントラストは十分ありますし、何よりズーム域が広かったり、明るくて小さかったり、という利便性の部分が優れています。
それならばこの二本以外のレンズについては、自分の趣味の京都の四季の風景撮影に最適な構成に編成し直そうと考えました。
「24-70mm の重要な画角をレンズ交換無しでカバーできる」「全焦点距離域に対してF2.8の明るさ、被写界深度の浅さ」「高周波成分も捕らえる繊細な写り」「ズームレンズとしてはボケが綺麗」などを期待して大三元の標準ズーム NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S に来ていただくことにしました。
代わりに５本のレンズをマップカメラさんにお送りすることになってしまいました。
５本ものレンズと引き換えになったことから分かるように NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S はかなり高額なレンズです。
805g もの重さがあり、また大きくもあるのですが、重心がボディ寄りにあるためか取り回しは悪くなかったです。ネックストラップは必須でリストストラップでは厳しいですね。防湿庫で眠っていたレンズ達が一本にまとまって、ズームリングを回すだけで切り替わってくれると思えば大きさも我慢できます。また、景勝地なら大きいレンズを使っていても悪目立ちすることも無いですし。
手放した５本のレンズのうち、特に NIKKOR Z 35mm f/1.8 S と NIKKOR Z 50mm f/1.8 S と NIKKOR Z 85mm f/1.8 S の３本の単焦点レンズについてはかなーり気に入っていたのですが、NIKKOR Z 40mm f/2 と NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S の二本のどちらかと役割が被ってしまうのと、資金面の都合もあって手放すことにしました。
どんなによいズームでも単焦点には敵わないというのは十分知っているのですが、撮影地でレンズ交換しない主義の自分には、焦点距離選びを外したときのリスクがデカかったりしますし、撮影地に依っては焦点距離固定ではどうやっても重要なカットを押さえられないケースもあったりするので、トータルの撮れ高を考えて単焦点主体からズームに切り替えることにしました。
大三元の標準ズームレンズとしては過去に AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR と XF16-55mmF2.8 R LM WR を使ってそして手放したことがあります。今回は自分が機材に何を期待しているのかが明確なので、前の二本以上に使いこなせる自信があります。
とはいえ手放してしまった S-Line 単焦点の写りは圧倒的に良かったので後ろ髪惹かれるところもありますね。NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S の記事では全然なくてアレですがお別れのこのタイミングしか無さそうなので S-Line 単焦点での撮影の個人的ベスト３記事を挙げておこうと思います。
脱線してしまいましたが NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S でもいろいろ撮影を楽しもうと思います。
