写凡珠

ニコン Z 7II で京都を撮っています。しゃぼんだま、と読みます。

NIKKOR Z 40mm f/2 が室内子供撮影に最適な理由7つ

私は子供の誕生がきっかけで、写真撮影を始めました。それがきっかけで写真の撮影が趣味になってカメラとレンズの沼にはまり込んでいくというよくあるルートをたどっています。

2021 年 10 月にニコンから発売された NIKKOR Z 40mm f/2 は「室内子供撮影」という目的に対して、私のレンズ沼史上この上なく適したレンズです。理由を7つ挙げていきたいと思います。最後にお勧めのアクセサリーを挙げていきたいと思います。

家族の写真をインターネットには出さないことにしているので、人物写真の作例などは無くてひたすら理由を述べる記事になりますが、予めご容赦ください。

理由1: フルサイズ向けの開放F値2で、光量が少ない室内でも、被写体ブレを避けて画質を担保できる

子供は動体であるため、被写体ブレを防ぐためシャッター速度をある程度以上速くしなくてはなりません。活発に活動することの多い屋外であれば 1/250 は欲しい所です。それよりはおとなしい室内でも 1/160 ぐらいは欲しい所です。

シャッター速度 1/160 で室内の光源だけを頼りに撮影すると、ISO 感度が上がりデータにノイズが増えますのである程度の画質の劣化は避けられません。(カメラが処理するのでデータのノイズが直接ノイズとして見えることはありませんが、色やディティールがのっぺりと見えるような形で劣化が表れます。)

センサー面積の広いフルサイズであれば単位時間あたりの受光量が多くなり、ISO 感度上昇に伴う画質の劣化を低減できます。さらに開放F値が小さい 2 であれば ISO 感度そのもの上昇量を避けられます。

(フルサイズの F2 の同一光量、同一シャッター速度でのノイズ耐性は、ざっくりと言って APS-C だと F1.4, フォーサーズの F1.0 ぐらい期待できます。)

理由2: 焦点距離 40mm の画角によるちょうどよい距離感

室内の撮影で難しいのは被写体との距離に応じた画角調整です。上のとおりレンズの明るさが重要になりますのでズームではなく単焦点のレンズを選ぶことになります。しかし単焦点のレンズは画角が固定になってしまいます。

例えば室内で 50mm ぐらいだとちょっと画角が狭くて後ろに下がりたくなることがあります、一方で 35mm ぐらいだといろいろ入り込んでしまうので、少し踏み込む必要があります。そして踏み込むとパースペクティブが目についてしまいます。

40mm は狭すぎず広すぎずで、被写体とちょうど良い距離で接することが出来る絶妙な画角です。

理由3: 40mm f/2 のほどよいボケ量

焦点距離と被写体との距離が固定ならば f 値が小さい(F値が大きい)ほどボケます。つまり f/2 と比較したときに f/1.4 ならもっとボケるし f/2.8 ならボケの量が減って被写界深度が深くなります。また f 値と被写体との距離が固定ならば焦点距離が長いほどボケて、短いほどボケの量が減ります。

人物撮影といえばボケるのが良いイメージがありますが、子供撮影だと子供の活動内容も写したいはずなのでボケ過ぎても困ります。背景も消し飛んでしまわない程度には残っていて欲しいものです。

40mm の f/2 で人物を画面に納めるような距離で、瞳AFでピント面が瞳に来ると、背景となる部屋は、何がおかれているか輪郭で分かる程度にほどよくボケてしまった上で、人物が手元で行っていることは何かが分かる、ぐらいの理想的な被写界深度になります。

理由4: 人物に最適な柔らかい描写

このレンズは 2021 年発売の最新のレンズですが、絞り開放だと、被写体との距離次第では解像性能が最近のレンズとしては見劣りする部分があります。一部では 15 年前のレンズ、と揶揄されているようです。

しかし、人物を撮影するような距離感だと、拡大してみるとふわっと見える、サムネイルではほとんど気づかない、ぐらいのちょうどいい感じにチューニングされています。

人物撮影向きの描写をするレンズ、と言って差し支えないと思います。

理由5: 長さ 45.5 mm で重量 170 g の小型軽量

このレンズは大型レンズの多いニッコールZの中ではかなりの小型軽量で、長さ 45.5mm で重量は 170g となります。

小型軽量だと抵抗なくカメラに付けっぱなしにして、必要な時に撮影に使えますし、室内に限らず、外出時の持ち出しも気軽に出来るようになります。

理由6: 動画撮影中も画角が変わらない

子供については写真だけではなくて動画を撮りたいときもあると思います。

世にあるレンズには、被写体の距離が変わると画角が変わってしまい、動画撮影に向かないものもあるのですが、このレンズは画角変動が抑えられているので動画も安心して撮れます。

この特徴があるので、室内子供撮影以外にはテレビ会議にも使えるレンズです。

理由7: 良心的なお値段

私は約25万円のレンズなんかも買ってしまったりするようなレンズ沼の住人になってしまいましたが、子供がきっかけでカメラを始めたばかりの方だと、交換レンズに高額な対価を払うことに躊躇してしまうと思います。

このレンズは価格コム最安値が 28,710円で良心的なお値段に抑えられており、カメラを始めたばかりの方でも手を出しやすいと思います。

おススメのアクセサリー

F-Foto さんが出している NIKKOR Z 40mm f/2 向けのレンズフードです。ちょうど良いです。

私はレンズに付ける保護フィルターをニコンの ARCREST でほぼほぼ統一しています。 お高くはありますが、安い保護フィルターにありがちな緑のゴーストなどを見たことはなく、値段なりの価値があると思っています。

もしこのレンズだけを収納するケースが欲しい場合はハクバの 70-80 レンズポーチがおすすめです。上記のフードを付けたままでも収納することが出来ます。

このレンズをテレビ会議に使う場合、鏡筒が短いので、このような簡易的な三脚でもカメラとレンズを固定することが出来ます。

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