写凡珠

ニコン Z f で京都を中心とした関西の風景を撮っています。しゃぼんだま、と読みます。

数年来のカメラ二台持ち派が一台のみ派に転向した理由6つ

結構長い間、カメラは二台持ち派だったのですが、去年の夏からカメラは所有するのも携行するのも一台に限定するようになりました。

その後、一台持ちを続けてみて、現在はこちらの方が合理的で正解だ、と考えるようになりました。あくまで個人の好みの話ではありますが、理由を挙げていきたいと思います。

理由1: 優秀な高倍率ズームレンズがあればボディとレンズは一組で済ませられる

カメラを二台持っていた理由の一つは、レンズ交換しなくても二つのレンズを使い分けられること、でした。特に望遠ズームは一本だとなかなか厳しいので標準域のズームか単焦点を組み合わせたくなります。

ですが、最近は優秀な高倍率ズームレンズがあるので、これを付ければボディとレンズは一組で OK ですね。私の場合は高性能高倍率ズームレンズとして NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR を使っています。

理由2: 機動力重視ならボディを小さくするよりレンズを短くする方が重要

長い間、カメラは性能が良くて大きいものと、性能がそこそこでも小さいもの、の二台があった方がよいよね。と思っていました。カメラが小さいと圧迫感もなくて人の多い都市部でもスナップ撮影しやすいし…と。

いろいろ試した結果として、この圧迫感は主にカメラの大きさより、レンズの長さによって決まるものだという気づきを得ました。

なので、スナップシューターが欲しいなら、小さいカメラより短いレンズを求めた方がよいですね。フルサイズの Z マウントでいうと NIKKOR Z 40mm f/2 や  NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 が十分短いです。

さらに言うと私の場合は、そもそもコロナ禍で、わざわざ人の多い所に行ってストリートスナップ的なものを撮ることも無くなってしまったので、カメラ、レンズが小さい事の優先度自体が下がってしまいました。

小さいカメラは「グリップ」「ファインダー」「防塵防滴」「ボディ側手振れ補正」の一つ以上に制限がありがちなのも避けたい理由ですね。

理由3: 二台あると使い分けが面倒

経験的に、いろんなカメラを同時に使っていると、いざ使おうという時に、あれ、このカメラってどう使うんだっけ!?となりがちです。私が不器用なだけでもしかしたら皆さん上手に使い分けできているのかもしれないですが…

使うカメラを一台にして慣れておくと、迷いなくやりたい操作が出来て良いです。

理由4: バックアップとなるカメラボディは不要

プロの写真家の言葉、などを聞いているとカメラはいつ壊れてもいいように二台用意している、という話が良く出てきます。そういう話を聞いていたので、なんとなくバックアップのボディがあった方が良いと思っていました。

改めて考えてみると、別に仕事で撮っているわけでもないですし最悪シャッターチャンスは逃してもいい、と割り切って楽しんで撮った方がいい写真が撮れるような気がします。そもそもここ最近のミラーレスカメラはバッテリー切れやメディア切れ以外の理由で突然撮れなくなることもあまり考えられません。バッテリーやメディアのバックアップは必要なら用意すればいいですし、バックアップとしてカメラボディまで二台目を確保することはやりすぎですね。

理由5: 二台持ちは嵩張る

最終的にはこれに尽きますね。二台携行しようとするとカメラバッグもそれに対応したものを選ぶ必要があり、しかも重いです。一台だけなら荷物がかなり減ります。

理由6: 資金を分散させずカメラ一台に集中させた方が良い

こういうのは好みの話で、コレクションが楽しいという向きもあると思いますが、私の場合は資金をカメラ一台に集中させて余った分はレンズに回した方が良い、という結論になりました。