写凡珠

ニコン Z f で京都を中心とした関西の風景を撮っています。しゃぼんだま、と読みます。

2021年買って良かったカメラ機材 #買って良かった2021

お題「#買って良かった2021」

上のお題はまだ出ていなくて2021年はあと二週間ほど残っているのですが、もう今年はカメラ機材を買い足したり買い替えたりすることも無さそうなので早めにベストバイを振り返っておきます。

一年前の同様の記事にて「何で撮るか」から「何を撮るか」に脱皮できる、とか書いていたくせに、見事にこの一年間でカメラとレンズが全入れ替えになっています。ただしマウントは同じZマウントで変わらずです。Z沼。レンズは S-Line 一本、非 S-Line 二本の計3本になっちゃいましたね。

1位 ニコン Z 7II

撮れる写真の緻密さ深みがあり写実的で臨場感ある色の仕上がり、ちょうどいいサイズ感、見えやすいファインダー、手に馴染むグリップと操作系統。レンズ込みで考えた時の防塵防滴性能。

自分の求めているものは揃っているカメラで大満足でした。Z 9 を見てても、ここからのカメラ機能の伸びしろって動体撮影、動画撮影の方向になってくると思いますし、私はその二つに対する要求がそれほどでもないので、この Z 7II がカメラ沼のゴールなのかもな~と思っています。(まあ、毎回言ってるんですけどね。)

どのメーカーも素敵なカメラを出していて、ニコン機でも Z 9 が存在する今となっては、正直言ってしまうと Z 7II は際立ってキラキラしているわけでもないと思いますが、私のような「家族の歴史と地域の四季の風景の記録」を写真撮影の目的とする人間には十分すぎるくらい素晴らしいカメラだと思います。撮りたいものを撮らせてくれる安心感がありますね。

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2位 NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アルネオとナノクリスタルの二つのコーティングの効果なのか色乗りが極めて良いです。紅葉シーズンに導入して正解でした。

コントラストもマイクロコントラストも高めですが、ガリガリというよりはサラサラの緻密なシャープ感です。

コーティングの効果かハイライトのトーン再現が良くて実質的な撮影データのダイナミックレンジが上がってしまっている気すらします。

ボケのつながりもズームとしてはかなりキレイ。単焦点に比べると、二線ボケは出やすいかもしれないですが、近接で枝を撮った時などかなり条件が悪いとき限定です。

最大撮影倍率は 0.22 でそこそこなのですが、マルチフォーカス方式の採用で、最近接でもキレキレで花を撮るぐらいは OK です。

上の通り、通常撮影では色乗りもハイライト再現性も極めて良いのですが、条件が悪い時のゴースト、フレアの出方は他のニッコールZ S-Line の際立った優秀さにはちょっと負けるかもしれないです。ただし、この条件と範囲はかなり限定的で太陽が視界に入った時のエフェクトとして許容できると思います。

大きく重いレンズではありますが、使ってみると購入前に想像していたより体感で軽くて振り回しやすいです。

汎用性が高くて風景写真のためのズームレンズとして申し分ないですね。高額でしたが思い切って買った甲斐はありました。今後の撮影のメインレンズになりそうです。

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3位 NIKKOR Z 40mm f/2

サイズが小さくて、開放F値が小さく、ボケが綺麗、画角が絶妙にいい、などの理由で、家の中では Z 7II に付けっぱなしのポートレートレンズ。ときどき散歩スナップレンズ。フォーカスブリージングが抑制されていて、鏡筒が短いのでテレビ会議にも使いやすいです。

どちらかというと柔らかい系の写りだと思いますが、絞ればシャープネスは十分あって足りないとは思わないです。ただし近接の場合はかなりポワポワなので要注意です。

フルサイズの Z 7II に付けてもスナップシューターを名乗ってよいレベルで取り回しが良いので、ときどき Z fc や Z 50 を手に入れたくなる熱が出た時にはこのレンズを思い出して冷ますことにしています。

フレアは出るときは出ますが、日差しに包まれてる感の範囲に収まっています。

お値段も手ごろなので Z マウントユーザーはみんな買っても良いと思います。ですが、人気が高いためか最近は品薄みたいですね。

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4位 NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

24mm から 200mm までの広い範囲の画角を撮れるので重宝しています。池とか山とか田園地域とか運動会とか、空が開けていて光量があるけども、足では寄れない撮影地はこれ一択ですね。望遠端限定なので、使い方は注意が必要ですがクローズアップもそこそこ出来ます。むしろ望遠端なので蝶は撮りやすいです。

緻密とまではいえないですが、メリハリがあって観て心地よいレベルのコントラストは確保できていると思います。高倍率ズームにありがちなモヤモヤ感は無く、スッキリ、クッキリです。

アルネオコートの効果か、色乗りも逆光耐性も良いです。フォーカスブリージングが抑制されているので、運動会で動画を撮るのにも使えます。

フレアはかなり出にくい方だと思いますが、出たとしてもこのレンズでも日差しに包まれてる感の範囲に収まっています。

これも Z マウントユーザーは買っといて大体間違いないレンズだと思います。

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5位 ブラックのピークデザインアンカー 4PK-AN-BK-4

しばらくピークデザインのアンカーを使っていなかったのですが、このブラックを手に入れてからまた使い始めるようになりました。やっぱり赤いフチはどちらかというと煩かったのでしょうね。もっと早く売ってくれれば良かったのに、と思います。

6位 モンベル トレッキングアンブレラ

カメラやレンズではないのですが、撮影時の外出用に折りたたみ傘を買いました。今年の撮影では何度か助けられています。

折りたたみ傘としてはちょいとお高いのですが、骨が丈夫で強風に強いのと、かなりコンパクトかつ軽量で持ち運びに便利なこと、などの理由で良い買い物でした。

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以上、今年買って良かったカメラ関連の機材でした。来年は写真プリンターとマクロレンズを手に入れたい。

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